贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

孤独の中でこそminimalismは熟成されると思う訳

私は「人」が好きだ。そして「一人の時間」が好きだ。一見矛盾しているように見えるかもしれないけれど、筋は通っている。

 

人と会うということは影響を与え合う、浴び合う機会である。意識が身体の外に向いている状態だ。色んな物事のヒントがもらえるし、アイディアももらえる。チャンスや機会も人との関係性からいただけるものだ。

 

具体的に言うと、職場で与えられた責務をこなすことで「感謝」されたり「達成感」を得たりすることができる。そもそも「責務」というものも、社会生活の中から与えられるものだ。ただ、他人と一緒にいる以上、他人を意識せざるを得ない状況でもある。

 

逆に一人の時間のメリットは何だろうか。これは意識が身体の中に向いている状態で、自分と向き合う時間だと言える。つまり、自分軸を醸成していく機会だ。

 

他人を意識せずに済む。他人と比べずに済む。自分の考えを磨き、軸を強化し、つまらないこだわりを手放すことができる。

孤独の中でこそminimalismは熟成される。それは「居心地の良い自分」を知り、自分にとっての「好き」と出会うこと。

だから私は今も、熱いコーヒーをカップに入れ、大好きな花の飾られたテーブルに座り、家で一人珈琲を飲む。仕事に出かけるまでのあと数時間、自分の時間は残されている。

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<母の日>娘からのプレゼント

大好きな本の好きなページを開き、飽きるまで読み終えて珈琲を飲み干す。本という活字から、自分が栄養を吸収しているのを実感する。そうして大地に根をはる大樹のように自分という軸を確認し、準備をして家を出る。

今日も人と響き合うために。