贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

「服を買うなら捨てなさい」から迷える心に突き刺さる【3つの名言】

「ファッションは好きだけれど、年齢や役割の変化とともに、似合うものがわからなくなってきた」。そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。

私もそんな悩みを抱える30代ですが、「服を買うなら捨てなさい」にはそんな悩みに「喝」を入れてくれるような「眼が覚める」ような言葉が散りばめられています。

服を買うなら捨てなさい

というわけで、私は著書の地曳いく子さんが大好きです。地曳さんのどんなところが好きかと聞かれたら、間違いなく「ユニークな辣のある言葉」だと言えます。

当たり障り良い、聴きやすい言葉もありますがその中に「目を覚ませ!」と言わんばかりの水をぴしゃりとかけてくれるような「はっ」とする言葉が散りばめられているのです。

今日は私が「はっ」としながらも「ふっ」と笑ってしまった地曳さんの言葉を集めてみました。

読んだ後には、肩の荷が降りているかも・・。。
 

冒頭にすでにでている結論。それは

「所詮(しょせん)ファッションは眼の錯覚と思い込みの自己満足」

 いきなりこんな言葉から始まる「服を買うなら捨てなさい」。辛辣すぎて私には面白かったです。

「あなたさえ満足していたらいいんだよ」と言ってくれてるようにも聞こえますし、「そんなに悩んでどうするの、所詮は思い込みなんだから」とも聞こえます。

しかし服を生業とされているからこその、全てを見通したような、達観したようなこの言葉。でも本当にそうなのかもしれません。

私が着ている服を全ての人が「100点」をつけてくれるとは到底思えませんし、自分で思う「似合う」と他人が感じる「似合う」もきっと同じではないでしょう。

ようは「ファッション」に「正解」もなければ決まった「物差し」もない。自分のものさしで、自分の正解を決めていくしかないのですね。できれば楽しみながら。

でも逆に、だからこそ錯覚を利用して痩せて見せることも出来るんだよ!ということも書いておられますので、そこは付け加えておきます。

捨てなければ!と思わせてくれる名言

「おしゃれの人」とは「ダサいものを着ない人」

この言葉。「はっ」としませんか?「買う」より「捨てなければ!」と思わせてくれます。

買うよりも「ダサいものを排除する」ことでまずは底上げできるよ!ということです。

なんとかしようと服を買いに街に繰り出したり、ネットショップを見渡ったりする前に。とりあえず今家にいて、お金をかけずにまず取り組めることだと思います。

「悪夢」というと辛口だけど。でも

私たち庶民にとっては「夢のウォーク・イン・クローゼット」は悪夢そのもの。

服を管理してくれるスタイリストさんやメイドを持たない私たち庶民に管理できる量は限られています。

数がありすぎると、自分でも本当は何が好きで、どんなものが似合うのか気づきにくくなってしまうよー、と続いていくのですが、私にも心当たりはあります。

私の親戚の家は6SLDKなのですが、その寝室に大きなウォークインクローゼットがありました。

小さい頃従兄弟たちとその大きな家でしょっちゅうかくれんぼをしていました。私はよく、そのウォークインクローゼットに隠れていました。絶好の隠れ場所だったのです。

そこには叔母のカラフルなワンピースやスーツ、アクセサリーやカバン、帽子が飾られていてとっても素敵でした。ハンガーはクルクルと回転するタイプ。クローゼットの広さは3畳くらいだったでしょうか。

建てたばかりの大きな家、綺麗なクローゼットは本当に豊かな感じがして素敵だと思いました。

隠れる、というより叔母の衣類が素敵で見惚れていた、とも言えます。そして上手に管理できる人もいるのだと思います。が、

叔母自身も高収入の職業についていますし、そして何よりお手伝いさんがいました・・。子どもの頃は無邪気に大きな家で遊んでいましたが、叔母は庶民ではないのだと、随分大人になってから気づきました。

私は憧れは憧れとして、自分には管理は無理。と悟り、今は全てが目に見える分量で把握した方が気持ちいいと思っています。

だけどウォークインクローゼットはいらないにしても、自分だけのお気に入りを集めた小さなクローゼットは欲しいです。

私のクローゼットはこちら

ハンガーラックに服を整理する

このハンガーラックに収まるだけ、が私の分量

▼現在試行錯誤しながら頑張っています。断捨離の様子は以下の記事にあります。

悪夢という言い方はやや辛口ですが「迷子になるよ!迷路だよ!」という風にも取れますね。

地曳いく子さんの「服を買うなら捨てなさい」から辛口の3つを選びました。名言はまだまだあります。何度読んでも発見があって面白いです。

▼他にはこんな名言もあります。

皆様の参考になれば嬉しいです。私もまだまだしばらくは、この本を何度も読み続けると思います。