着なくなった服を捨てる。悩みながら服を捨て、自分のワードローブを整理・管理することは多くの人にとって、大変な労力を伴うのではないでしょうか。
私もそうでした。服を減らして管理することが難しいと感じていました。捨てた後は、増やさない工夫と仕組み作りが大切です。
だけど私、気づきました。服を増やさない方法とコツがあったんです。
衣装ケースで管理していた時
私は今まで服の管理を、衣装ケースでしていました。押し入れに3段の衣装ケースを置いて、そこに服を入れて保管。
近藤麻理恵さんの本を読んで畳み方を研究し、綺麗に仕舞えると満足していました。
その前から服は買っては捨てて、買っては捨ててを繰り返しており、減らす努力はしていたもののなかなか減らない状態で。服の量をキープするのが精一杯だったんです。
なぜか。
これはこの時「あるものはあるだけ使ってしまう」というパーキンソンの法則が働いていたのだと、後に私は気づいたのです。
パーキンソンの法則とは
余裕があると思っていた「払込期日」や「宿題」なのに手をつけることがギリギリになってしまったり、「お給料日の前日」には財布が空っぽだったり。
あればあるだけ使ってしまうパーキンソンの法則が働いています。無意識でいるとあなたの大切な時間やお金やスペースはいつの間にか消えてしまいます。
「仕事の量(お金やスペースなどの資源も含めて)は、完成のために与えられた時間(お金、スペース)をすべて満たすまで膨張する」。これがパーキンソンの法則なのです。
この法則を知って、積極的にコントロールしていくことは、あなたの暮らしを間違いなく豊かにしてくれます。
例えば私の例では。自分の持っている衣装ケースのサイズ目一杯まで、服を買ってしまう心理がいつの間にか働いていたと言えます。
これでは服は減りません。せめてできることはキープすること、ぐらいでしょうか。
服が見えないことのデメリット
また、衣装ケースにしまってしまうことで実際の服の量を見渡すことが出来ません。これも良くなかったんです。(これも後に気づきました)
よく企業で取り入れられている「見える化」をご存知でしょうか。見えるようにしておくことは「問題に気づきやすくなること」。この言葉の生みの親は「トヨタ」です。
問題が見えることで「手遅れになる前に手が打てる」こと、「早めに気づくことで、比較簡単な行動(作業)量ですむ」という特徴があります。
今回の私の例では、服を衣装ケースにしまいこむことで、旬を逃した服の判断が出来ないことが問題でした。
「旬の状態を逃した服が、衣装ケースの中で眠っている」状況を作っていたのですね。
服を見える化したメリット
衣装ケースを捨て、服を飾るようになりました。そうすることで私のワードローブライフに変化がやってきました。
変化がやってきた、というより仕組みを変えたことで、自分で自然と変化を起こし始めた、と言えます。
まず自分には「よく着る服」があるのだということが分かりました。「好き」で「自然に選んでいる」服が分かってきて、しかもそれは左側にかかっています。
いつも着るので自分にとって、取りやすい左側かけるくせがあるのだと分かりました。
そうすると着ない服は右側に移動していくのだとも気づきました。
自分にとっての少数精鋭はハンガーにかけてある通りで、着ないと判断した服は畳むことにしました。
着ない服はとりにくいところにあっても構わないからです。
つまり見える化したことで自分の行動が見えるようになり、「より使いやすくするためにはどうしたらいいだろう」という疑問や分析をして、自分の行動が変わりました。
(使いやすいように配置換えをした)結果「より使いやすくなった」と感じています。
次捨てる候補の服がどれかも分かっています。着ない服が「置いておくだけ」になっていることが見えているからです。
見えたことから
→気づく
→考える
→やってみる
という行動が自然と起こった、ということですね。
また見える化だけでなく、パーキンソンの法則も利用して、これ以上服が増えないようにダウンサイジングしています。
こんな風にいろんな技を組み合わせて、自分のワードローブの風通しを良く、コントロールすること。これが私が提案する服を増やさないコツと方法です。
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年と共に役割が変化し、ワードローブはこれからも変化していくと思いますが、この2つの法則、ルールはこれからも取り入れていきます。
意識せずに行動を変えるためには仕組みそのものを変えてしまうことが非常に効果的です。自然と自分の行動が変わっていくと、とても面白いです。
ワードローブがお気に入りになってくると暮らしが楽しくなります。