贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

ミニマリストになった私の胸に響いた言葉

持たない暮らし」を実践し始めた頃に出会った胸に響いた言葉がある。響いたというか、刺さった、というか。

「あまりにもたくさんの人が、自分で稼いだわけでもないお金を使って、欲しくもないものを買い、好きでもない人を感心させようとしている」
(コメディアン ウィル・ロジャース)


現代人の姿を本当に一言で言い当てているこの言葉は、私の実践している「持たない暮らし」をより価値のあるものだと言ってくれているように聞こえた。

幸せになりたいとモノを買い、そしてストレスを溜めていく「現代の矛盾」一言で言い当ててくれている気がする。自分の思いを代弁してくれている気がする。

自分で稼いだわけでもないお金を使って、欲しくもないものを買い、好きでもない人を感心させようとしている人。それは紛れもない過去の私の姿だ。

でも知らなかったんです。自分が欲しくもないものを買っていることを。好きでもない人を感心させようとしていることを。

紆余曲折あって、私はミニマリストになった。私は花が好きで、自分にも花を買うし、人にもプレゼントする。花は可愛い。もらって嬉しい。そんな嬉しい気持ちを共有したいから、プレゼントをする。

花はいい。なんてったって、今が一番綺麗なんだ。咲いて散る。そしてまた土へ還る。

私は何も持たなくていい。ただ愛でるだけでいいんだ。

carnation_2018

これは今年の母の日に義理の母へプレゼントしたもの。
自分の稼いだお金で買えるだけのささやかなモノ。感心されなくてもいい。ただ喜んでほしい。

本気で今はそう思っている。