贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

私がミニマムに出来なかったモノ。ミニマリスト失敗の記録。

いらないモノを捨てて、大切なモノを残してきました。だけど失敗したなーと思うこともたくさんあります。

ミニマムにするのに失敗した習慣

失敗したってめげないよー。

ミニマムにしてみたけれどやっぱり無理!と元に戻した私の失敗体験のひとつを記録したいと思います。よかったら聞いてください。
 

カード生活、移行に失敗

私の失敗とは・・暮らしをミニマムに!とカード生活、ポイント生活に移行してみたものの・・上手く行かず、現在は現金生活に戻したこと。

やってみたけどダメだった!(しょうがない)だからどんな風に何が失敗だったかを振り返ります。

上手にやりくりできている方もいらっしゃるので、個人の感想、意見として読んでください。

カード生活は快適

カード生活はお財布が軽くて、とってもミニマムでした。カードひとつで買い物できて本当に便利でした。ポイントも勝手にたまっていきます。

レシートに書かれたポイント数を見ては喜んでました。その時お金は払わないので払った感覚がありません。

しかもポイントというお釣りがもらえたような気持ちになります。

財布が小さくて軽くて済む快適さ!!

快適さの裏側で

支払日に想像を超えた請求がやって来て、冷や汗が出る日々が続きました。

使ったレシートを置いておいたり、なんとなく上限を決めたり(食費は3万円までにしよう、とか)してみました。

だけど、結局レシートは置きっぱなし、上限は管理できずゆうに超えてしまったりしました。

私は管理能力がない、と落ち込む

カード生活は便利で、お金を使うのが楽しくて、仕方なかったです。

際限なくモノに溢れた最新のモノに囲まれた都会で暮らす私には、お金を使う機会がこれでもか、これでもかと押し寄せていました。

だけど支払日が近づく不安、請求書が届く不安がいつも波のようにやって来て、直面して、冷や汗を書き続けました。

どうしてこんなに使ったんだろう?と思う日々でした。

気づいたらお金が無くなっていく・・ような感じ

原因1:ラテマネーによるもの

原因を振り返ってみたところ、私は買い物の時に「ちょっと良いもの」を買う癖がありました。例えば蜂蜜も少しだけ高いものを、牛乳もそう。お肉もそう。

ちょっと良いもの、を食べてみたい、飲んで見たい欲求があるのは良いとして、それは予算内でやれば良いこと。

毎度毎度の食事をちょっと良いもの、で埋め尽くす必要ななかったです。だけどカード生活では予算が見えづらく、毎回スーパーでは「ちょっと良いもの」を選んでいました。

これはラテマネーと呼ばれるものです。アメリカ有名資産アドバイザー、デヴィット・バック著「ザ・オートマチック・ミリオネア」という本の中でこの表現が出て来ます。

「毎日何気なく使ってしまうお金」のことです。私は「無意識の積み重ねでできる支出」のことだと解釈しています。

大きな出費なら慎重にもなるし、考えます。だけど「何気なく使ってしまうお金」に対して無意識で、カード生活はそれに拍車をかけていました。

原因2:仕組みを知らないから

誰だって損をするより得したいです。得したいから、ポイント生活を好むわけです。支払うよりはもらいたい。

だけどポイント生活は結局、ポイントをまた使ってためにあります。

結局、購買意欲を高めるための呼び水なのだな、と気づいたら水をばしゃーんと浴びたように、目が覚めました。

先ほどお伝えしたラテマネー(何気なく使ってしまうお金)の方がポイントをはるかに上回っていることにも気づくと、ダブルで買い物スパイラルの中にハマっていたことに気づかされました。

現在カード1枚のみでやりくり中

これらの失敗を経て、今は基本的には現金払いで言葉通り、身銭を切って生活しています。

一応カードは必要に備えて1枚だけ持っていますが、備えているだけです。(カード払いでしか対応していない支払いのみに使う)

だから財布の中には、お札と小銭がジャラジャラ入っています。カード生活の時と比べると、とても財布が重たいです。そして重いことが嬉しいです。

お金が減ると「ピンチ!」と感じます。「節約しないと!」「節制しないと!」と思います。

こんな風にお金を触って実際に財布からお金を出して、人に手渡して財布の中身が減っていくこと、これを毎回経験して気を引き締めています。

この感覚は中学生の娘も私も変わりません。いくつになっても財布の中身が減るのは、あまり嬉しくありません。

でもそのおかげでちゃんと毎月お金が貯められています。それがとっても嬉しいです。

お金が貯まるのが一番嬉しい。


カード生活で失った自尊心を、現金払いに変えたことで取り戻すことができました。

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失敗を見事、成功に変えることができました。(自分で言う)

だけど、すぐに出来たわけではなく、仕組みを変えるのに数年かかりました。カードの解約は非常に非常に手間な作業でした。

夫婦で合計4枚のクレジットカードを手放しました。諦めそうになるくらい大変でした。だけどそんな手間な作業をしてでもやる価値はありました。

私は今でも長財布使用中、ミニマムな財布は持てそうにないです。

だけど、お金にまつわる全然スマートじゃない手間暇が、お金と向き合う時間を私に与えてくれているような気がします。