2019年の猛暑、エアコン無しのリビングで過ごしました。エアコン無しの夏を過ごしたのは実は初めて。
モノのありがたみと自然のありがたさを実感した「夏」でした。
暑くてたまらない時間帯は夫の部屋に避難して。(言葉通り避難です!)
早朝や深夜ならなんとかリビングで過ごせる日々が続いて。
本当に暑くてたまらなくて、熱中症のニュースを見ては「もしや家の中で命を落とすのでは!?」と怯え、
「エアコン無し生活」なんて現代ではあり得なかった!私が愚かだった!もう買おう!と後悔し、
いや、ここはリビングではなく、岩盤浴だと思おう!暑さを味方にして身体の代謝機能を取り戻すのだ!と工夫をし、
いや、無理!岩盤浴は1時間もあれば十分!半日も暑いのはやっぱり耐えられない!
リビングにエアコンをつけよう!と流れる汗を拭きながら電気屋のオンラインストアをはしごし、一人思い悩み。
だけど気づけば購入に至らないまま残暑に突入した模様。
気づけばなんとなく、昼間でも過ごしやすい・・気がする。もしかしてピークは過ぎたのかな?
エアコンの無い暮らし=家の中でリアルアドベンチャー。こんな体験をするなんて思ってなかった!(大汗)
そんな彩透いろの反省と後悔と挫折と工夫と達成と気づきの一夏をこの記事にまとめてみました。
モノと自分の関係の見直し
エアコンを買えば苦労は無いのです。それで全ては終わり。エアコンを買い、快適さを手に入れる。それで話は終わりなのです。
だけどなぜエアコンを買わずに、暑い思いをして一夏を越そうとしているのか。わざわざこんなことをする必要が・・あるのか。
その答えは私には「する必要があった」のです。私はずっとクーラーのある環境で過ごしてきました。
様々な賃貸物件に住んできましたが、その全てにエアコンは備え付けられていました。夏にエアコン。これは当たり前の快適さ、だったのです。
だけどその反面で私はエアコンが苦手でした。温度調整を見誤ると、すぐに喉が痛くなる。体調を壊す。
だからエアコンと自分との関係の見直しがしたかった。
本当に自分の暮らしにエアコンは必要不可欠なのか。本当に?
ちょうど引越しをしたこの家にはエアコンがついて無かった。買うのは簡単。いつでも出来る。
だけど買ってしまうと体験出来ない。その不便さ。困難。もしかしたらその奥に心地よさが潜んでいるかもしれない・・。(そして潜んでいないかもしれない。)
「無い」を体験してみたい。そんな実験のような一夏、アドベンチャーライフと名付けさせていただきたいくらい。
稀有な経験でした。
扇風機を命綱にして。
急に止まったり、急に動いたりする言うこと聞かない、扇風機。もう寿命なのですが・・この夏がんばってリビングに風を送ってくれました。
とにかく暑い時。体力が奪われて・・おります。何か家事をしても、すぐに眠くなる。
ブログは書けないし、読めなくなっていく。頭を使う雑務も、やる気が起こらない。音楽をかけても心地よくならない。
集中力が無くなり、何かをしようという気力も湧かない。あぁ。効率が悪い。でもいいや、効率よりも体験を優先しよう。と心に決める。
先日行ったアロマの香り漂う岩盤浴を思い出し、
暑さを利用し汗をわざとかくことで自分の代謝機能を活性化させて、生命力を高めれるのでは?なんて思い付く。
▽ミニマリストの一人旅。先日行った岩盤浴あかん!無理!60分はいける。けれど・・もう十分!
冷水シャワーを浴びて、夫の部屋に避難。そして夫の部屋のエアコンの風を感じて「やっぱりエアコンってすごい」ってはじめからわかっていることだけど・・改めて、
モノのありがたみを肌で感じました。
アイスノンってすごい
扇風機に続き、エアコンの代わりのもので身体を冷やす、候補・・としてアイスノンも採用。首の後ろとか太ももの付け根とかにあてるととても気持ちいい。
(足首、手首など・・「首」の付くところには太い血管が走っているので効果的に身体を冷やせる)
気持ちよく体温を下げるには、アイスノンはとても使えることが分かりました。アイスノンもすごいよ!
氷は大量に準備
氷を食べたり、氷たっぷりの麦茶を飲んだりするのも体温を下げる助けになりました。
そのほかには
・夏野菜に体を冷やしてもらう
・濡れタオルで身体を拭く
・うちわで扇ぐ
暑いからこそ、なんとかしたいとアイディアが湧く!やってみてやれないことはないのですね。
自然な「清涼」という感覚
とは言っても、ついに8月上旬は「やっぱりエアコン買おう!」と気持ちが揺らいで揺らいで。
エアコンなしのリビングで過ごしていた私のミントが、枯れてしまったのをみた時。
ああ、ダメだ、野草が死んでしまうような暑さなのだ。やっぱりダメだ、エアコンは、やっぱり・・必要かも、と。
思っていた矢先、令和初の台風がやってきました。関西の鉄道会社は予防的な運休列車も出たりして。
被害が小さくすむことを祈りながらも、思いがけず涼しいお盆を過ごすことが出来、驚きました。
エアコンでは得ることの出来ない「自然の清涼感」。マイナスイオンというか、空気が一掃されたような浄化されたような感じ。
これを雨で得ることができるんですね。
日々変わる天気、雨風太陽に日々の暮らしを振り回されながらも。
エアコンがあれば常に室内温度は一定ですから振り回されることはなのだな、と改めて気づいたりしながら、それでもやっぱり可能な限り自然の力を利用、共存したいなと。
それが「正しい」というより、私にとっては「心地よい」のだな、と。腑に落ちた一夏でした。
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そんなわけで来年の夏はエアコンを買うのか?それは分かりません。
根をあげて買うかもしれない。それとも来年はもっとより良く共存できるのかもしれない。
暑い日もあれば涼しい日もある、っていうこと。暑すぎて何も考えられない!という期間は2-3週間で終わる、ということ。
台風や雨があると、少しずつ暑さが和らいでいくよ、ということ。
そんなことを教えてくれた2019年の夏。(ありがとうー!)
猛暑の中、かろうじて仕事に行き、家に帰れば眠ってばかりの2週間。
おかげであまりものを食べず、体重もほどほどに落ち、十分な深い睡眠のおかげで疲れから回復し、気づけば残暑残すところまできました。
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