贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

【ミニマリストの部屋着】エシカルファッションで自分らしく。

あなたは部屋着を持っていますか?私はたった1枚ですが、持っています。ミニマリストになる前は「部屋着」という区別をしていませんでした。

だけど今は「部屋着」としてカテゴリーを分けて、ちゃんと1枚持つことにしました。

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家では私らしい服を着る。

部屋着のキーワードは開放感自分らしさ。人の目など配慮することなく自由に服を楽しめるチャンスですから、思い切り好きな服を着ることにしています。
 

フォーマルとインフォーマル

部屋着を語る前に・・このふたつの言葉をご存知でしょうか。

フォーマル→公式的・形式的・儀礼
インフォーマル→非公式・略式

フォーマルな服とインフォーマルな服。部屋着はどちらに当てはまると思いますか?分かりにくいかもしれないので、少し表現を変えてみてもいいかもしれません。

プライベート→私的
パブリック→公的

この表現の方が伝わりやすいかも知れませんね。

部屋着とは、インフォーマルな場所で着る、プライベートな服。社会的な役割などに縛られない、極めて個人的で私的で自分らしくあれる服だと私は(勝手に)定義しています。

大胆にも勝手に定義して・・しまいました。私の服ですし。いちミニマリストの意見として参考程度に聞いてください。

マイワードローブの先頭にある部屋着

ミニマリストの部屋着

一番左の服が部屋着

私の未完成のワードローブたちです。ハンガーにかかっているのが一軍の皆様。冠婚葬祭を除いた全ての服がここに飾ってあります。(冬服もコートも)

この一番左にかかっているワンピースが今日の主役、私の部屋着です。

ワンピースを毎日着る

ワンピースを毎日着る。着たいから。好きだから。

くるぶし丈のロングワンピース。これが私の部屋着です。この服にはこだわりが大いに・・あります。

この服は、誰の目も役割も気にすることなく自分のために「好き」という感覚に従って自分で買いました。価格は2万円台だった気がしますが、覚えていません。

はじめの数年は、大切にそれこそパーティーやコンサート、食事会などの時だけ着ていました。布が痛むのが嫌だったのです。

だけどあまりに着心地が良くて、気持ちよくて、家ではこのワンピースに着替えるほどになってしまいました。

着ないことがもったいないと思い始めたのですね。購入して12年経ちました。今でも現役一番着るのはこの服です。

▽ちなみに私の服カテゴリー【通勤用】はこちらです。

 このワンピースのブランドはうさとの服といいます。「展示会」というスタイルで服は販売されています。

タイのチェンマイを拠点に作られた服で、その地域で暮らす女性による手紡ぎ・天然染・手織りで作られていて、デザインは手紡ぎと手織りの良さを引き出したデザインになっています。

この服を見たときに本当に感動してしまいました。化学染料を使わずにここまで美しい色が出せるなんて。

時間と手間暇をかけて丁寧に作られた服

時間と手間暇をかけて丁寧に作られた服

タイのラオスの農村でこの服の元となる綿、麻、絹が手紡ぎ、手織りされ布が出来上がります。その仕事はラオスの女性の社会的な自立に一躍を担っている、という側面があります。

人の「温かみ」がこの服から感じられて、大切に着たくなる。そんな服です。

自分の生き方と服

私なりに子どもを産んで、母親として役割も与えられつつ暮らしています。

地域社会への配慮、環境への配慮なども視野に入れて、できれば美しい地球を後世に残したい気持ちは、皆、持っているのではないでしょうか。父親も母親も。

少なくとも私は。持っています。

このような服はエシカルファッションと言います。

くるみボタンが可愛い

エシカルファッションとは?

服の素材や服そのものを作り出す過程で、環境面や生産者との関わりに配慮して生産された服を指します。

最近では服を作る過程での「強制労働や環境破壊」といった状況を打開するべくファストファッションから有名ブランドまで、様々な企業が人と環境に優しいファッションを提案するようになっていっていますが、

このうさとの服は10年以上も前からその取り組みを始めています。当時20代だった私、たまたま入った展示会でデザインを気に入って購入しました。

当時の私は妊娠中で、出産直前でした。懐かしい思い出です。こんなにも気に入っていつまでも着ることになるなんて自分でも驚いています。

「好きな服」の力は偉大です。この服を着て裸足で家の中をペタペタ歩いていると、締め付けるものが何ひとつ無いこの開放感に嬉しくなります。

10年以上着てようやく首元が少しへたってきましたが、まだまだ着れる。長く着るために作られているからです。

何より自分の生き方を再認識します。やっぱりこうやって人と人が繋がって幸せに暮らして生きたいものだ、と。

人を豊かにする良い素材や良い仕組みは地球上にたくさんあるから、そこにお金を使いたいな、と。

今持っている私のエシカルな服はこの一点のみです。だけど年と共にエシカルな服の割合を一着一着と増やして行けたらいいな、というのが私の服に対する思いです。

実はこの服を部屋着として紹介しておいてなんなのですが、いまだにコンサートなどにお気に入りの場面に着ていくことも・・あります。

実はこれ、ワンピースだったの

「自分にとって最も自分らしい、自分のセルフイメージを高められる服」を部屋着として選択する。家という自分だけの自由空間、プライベートだからこそ。

私は思いっきり自分で在りたい。

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お気に入りといっても、たった一着の部屋着を毎日着る自分を「一張羅の着たきり雀」と思っていました。(お気に入りの一着だけ着続ける人)

ミニマリストという言葉が出来たおかげで、随分スタイリッシュに自分を表現できるようになりました。ありがたい限りです。

ちなみにこのブランドの服はほとんど一点もの。だからこのワンピースを着た人を見かけたら、それは私です。

驚かさずに優しく・・声をかけてくださいね。