贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

もう二度と履かないパンプスを捨てた。ある「行為」を断捨離したから。

 靴箱の整理をしています。見慣れない箱の中から出てきたのは、しばらく履いていなかったパンプスでした。
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一時期は頻繁に履いていたこのパンプスを履かなくなったのには、ある「行為」を断捨離したことに由来します。

そのエピソードをご紹介します。
 

毎年嫌々参加していた職場のビアパーティー


皆様の職場では職員一同が介するパーティーってありますか?

私の職場では毎年夏にビアパーティーがあります。

だいたい夜の18時から20時まで。表彰式も兼ねているのですが、もちろん無料で参加は自由、そしてドレスコードが必須。

その後に2次会に行く人たちもたくさんいたり・・。こういうの、好きな人は好きですけれど、苦手な人にとっては苦痛でしかありません。(汗)

私は人混みが苦手、大きな音が苦手、人に合わせるのが苦手。

周りを見渡してお酌をしに回ったり挨拶回りしたりしているうちに、食事は冷めてしまうわ、お酒はぬるくなるわで、食事もコミュニケーションも楽しめないんですよね。

私はこういった催しよりも、それよりかは気の合う仲間と普通にご飯に行きたい、と思ってしまう。

職場のビアパーティー、ね、本心では全く行きたくないのですが・・。

同僚の誘いが断れない


「せっかくだから一緒に行こうよ」


同僚に誘われると断れない私。
それで嫌々ながらも3年ほど毎年、ビアパーティーに参加していました。

このパンプスはそのために購入したもの。おかしいですよね。行きたくないイベントのために靴まで買って準備するなんて!

でもそんなことに気づかず、3年間毎年、嫌々ビアパーティーに参加していました。

このパンプスはそんな理由で、毎年年に一度、履いていました。

パンプスの全体

「いい人でいたい」気持ちを断捨離した


結局そのビアパーティーに行かなくなったきっかけは、もう疲れてしまったから。

何に疲れたかって?それは「いい人であろうとし続けること」にね、気づいたんですよね。

そして同僚に言いました。「ビアパーティーは行かない!」と。

すると意外なことに同僚も「実は私ももういいかなって。」と。

お互いにただただ上司や他スタッフに気を使って、状況環境に合わせていただけだったんですよね。

お互いに本音を話せば同じような思いで、でも日本人的価値観を身につけている故に、合わせてしまうところがあるんですよね。

それ以降ビアパーティーへは参加せず、この靴は履かれることがないまま、靴箱の中で眠っていました。

まとめ


自分の気持ちと向き合い、そのモノに付随している自分の気持ちを整えることは(正直に生きることは)不要なモノを捨てる、手助けになるかもしれない。

自分の心の在り様を整えれば、必要なモノも変わってくる。そんなことを学んだ、非常にありがたい経験でした。

※ちなみにこの記事を書くにあたり、この靴の正しい名称は何かで、かなり迷いました。

この靴は「オープントゥパンプス」という種類に入るようです。

調べたところ「パンプス」とはかかとにベルトや留め具があるもの。

「ミュール」はかかとにベルトや留め具がない、つっかけタイプのもの。

「サンダル」は履き口となる甲の部分が大きく開いて、かかとに留め具のないもの、と定義されているようです。こちらも非常に勉強になりました。