2018年6月にあった北大阪地震をきっかけに家を断捨離する!と決断されたお隣さん。
あれよあれよという間に家と土地を手放して、ついに先日解体工事が終わりました。
その期間4ヶ月程度。決断すればあっという間ですね。
もう会うことも無いお隣さんですが、彼女(お隣さんはおばあさまです)から学んだミニマリズムについて今日は書きます。
北大阪地震後に引越しを宣言された
「地震もあったし、今まで売ろうと思っていた家を売ることにしたわ。決めたら案外あっさりと売れて」
お隣さんからそんな風に言われたのが7月でした。その時は「へぇ〜」くらいの感じで実感が無く、不思議な気持ちになったのを覚えています。
▼その後以下のような事件が我が家にも勃発したわけですが
その後お隣さんは着々と荷物をまとめて出ていかれました。
「必要最小限のものだけ持ってくんよ。あとはもう手放すわ!」と清々しい表情で言われたことが最後の会話でした。
9月に入り工事が始まる
「明日から3週間ほどで解体工事を始めます」と業者さんが挨拶にきたのが9月なかば。
不動産屋さんが次の土地の購入者のために更地にして、また家が建つのでしょう。
日々解体作業の大きな騒音は正直ストレスでしたが、家が無くなることには大きな興味がありました。
何にも無いスッキリ!の空間が出現
解体工事が終わったお隣さんの土地。
ずっとビニールシートでカバーされていたので様子が分からなかったけれど、たった3週間で跡形もなく気持ちいいほど2階建ての一軒家が消滅していました。
お隣さんがどこに行かれたかはわかりませんので、私には推測することしかできません。
土地を売ったお金で、住みやすい小ぶりなマンションを購入したのか。どこかに快適なご自身の終の住処を見つけたのか。
子どもとの同居を始めたのか、それとも田舎かどこかに引っ越したのか。
何にしても(多分)70才を越えたお隣さんが家を手放すには勇気と決断が必要だったでしょう。
でも最後に会ったお隣さんの表情から読み取れたものは、家を手放したと同時に、それに付随する他のものも断捨離したように思えたのです。
お隣さんから学んだミニマリズム
お隣さんの行動はあっぱれなほど清々しかったです。こういう断捨離の方法があるのだと気づかされました。
ここからは私の推測になりますが、
お隣さんは家と土地を断捨離したことで「自由」「新しい暮らし」「新しい環境」「新しい人間関係」という「人生」を手に入れたことは間違いないです。
そしてたった4ヶ月にして断捨離を済ませてしまった。人生の心配事のひとつを解消されたのでは無いでしょうか。
私は父が暮らすモノで溢れた実家を、いつも「いつか片付けなければいけない問題」として抱えていたのですが、このお隣さんの行動を見て、
「父が亡くなった後、別にこのような形で断捨離するのもアリかもしれないな」と希望を持って考えられるようになりました。
まとめ
私の大家さんもそのうちにこの家を売るつもりをしているので、私達もいずれ出て行かないといけません。
だけどお隣さんのように最小限を選び、次の場所へ「希望」を持って進んでいこうと思わされました。
お隣さんの今後の人生が、より彼女らしく輝くものであることを祈ります。