贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

思い出のモノの断捨離とは心を整理すること。彩透いろの実践方法とは。

思い出のあるものや、今は亡き大切な人が残したものって捨てにくい。だけど使わないならやっぱり断捨離対象ではないでしょうか。

今日は他界した大好きな祖母からもらったアイテムを断捨離しました。
思い出のアイテムの捨て方について
心の中で祖母と会話し、心の整理をつける事でけじめをつけてきっぱりと爽やかに断捨離できました。

心が軽くなった気がします。
 

祖母からもらった布切りハサミ


大好きな祖母が他界してもう5年はたったでしょうか。ぽっかりと心に穴が空いたような寂しい気持ちも少しずつ薄れ、温かい思い出ばかりが蘇ってくる今日この頃です。

祖母が生前くれた布切りハサミ、見ていると祖母を思い出すのでとっておいたのです。

祖母からもらった布きりハサミ

祖母は裁縫が得意で、いつも何かしら縫ったり直したり作ったりしていました。

場所は寝室の畳の上、座布団の上に小さく正座してテレビをラジオ代わりにしながら手を動かしていました。

そんな祖母の様子を見ているのが大好きだったのです。

そんな祖母からもらったハサミ。だけど、このハサミ全然使ってないんですよね。

なぜ使っていないのかというと切れにくいから。力を入れると持ち手の鉄部分が指の骨を圧迫して痛いんですね。

そして何よりあまり私は裁縫をしません。だから使う機会も限られています。

やれる限りの対処法はやった

切れ味が悪くて切れにくい刃先


切れ味を回復させるためにアルミホイルを重ねて切ってみたり、クレンザーで磨いてみたり、試行錯誤を繰り返しました。


多少切れ味は回復するのですが、またすぐに切れなくなり、力が必要となってきます。

使いにくいと使わなくなるんですよね。
そんなわけで押入れの中でこのハサミは眠っていました。

祖母との一番の思い出は?

今回このハサミを断捨離しようと思った理由は、祖母との思い出はこのハサミだけでは無いからです。

自分にとって一番大切なモノは何かというと「祖母からの手紙」です。

生前無くなる数年前に手紙を書いてくれていたのです。それを祖母の死後受け取りました。

そこには私に対する想い、生き方の教訓、愛情、感謝が綴られていました。その手紙(を通した気持ちの交流)が私の一番の宝物なのだと今回気づきました。

まとめ


自分の思いや感情と向き合って心を整理すれば、大切なのは「モノ」ではないのだと気付けるはず。

捨てた後はひとつ捨てた分「心が軽く」なるかもしれない!

思い出のモノは捨てるのに時間がかかります。私も5年ほどは手元に置いていたので、やっと断捨離できる時期がきたのかもしれません。

自分の中のタイミングを見計らって、一番納得できる時期に手放すこと。

それが大切なポイントなんだと思います。