結婚して、一旦モノを増やして、そしてまた減らして、今に至ります。
モノを減らして片付けして掃除する。(掃除がしやすい)それだけのことですごく気持ちの良い毎日になるのだなぁと実感しています。
そうなるまでには本当に色々なハードル、山場、トンネルをくぐり抜けていて、まさに紆余曲折でした。
今日は欲望だらけだった私の過去の物語です。
モノが多かった時の私
いつも家の中で探し物をしていました。「アレがない、コレがない」と大騒ぎすることもしょっちゅうありました。
そういう時ふと心によぎるのは「家族の誰かが使いっぱなしにしたのではないか」ということ。
「ねえ、アレが無くて困ってるんやけど、使った?どこに置いたん?」なんて(イライラした)メールを夫に送ることも少なくありませんでした。
子どもにも「使ったら元に戻してよ」とよくいうものの「元に戻すも何もそもそも床に置きっぱなしやったよ」など言われ。
多すぎるものの管理ができないことを人のせいにしていた部分が・・心の何処かに。正直に言って、ありました。
モノが多い時代、私たちの気持ちも行動も重かった気がします。
家族仲が決して悪かったわけではないけれど、もちろんこれでは家族関係もスムーズには・・いきませんでした。
モノを減らしていく中で
自分がたくさんのわだかまりとこだわりを持っているのだと気づきました。「人からよく見られたい欲」「いっぱい欲しい欲」ええかっこしい、の自分です。
その根っこにあるのは「他人と自分を比べる気持ち」でした。
この暮らしを創ったのは誰のせいでもない、自分が創ったのだと思い知りました。こだわりだらけの想念の重い家。
それが自分の「暮らし」でした。
欲望には2種類ある
捨てて捨てて、捨てまくっていく中で、自分の欲望は2種類あるのだ、ということに気がつきました。「健全な欲」か「不健全な欲」どちらかです。
不健全な欲、とは例えば働かずにお金欲しいよ、だから盗んじゃうよ、人に迷惑かけても平気だよ、みたいなことは分かりやすいと思います。明らかに不健全。
だけど、人より良いもの持って安心したいよ、優位に立ちたいよ、安心したいよ、みたいな欲。これって見えにくいもの。
自分の「好き」に従って選んだ「欲しい」なのか、他人のものさしではかって「欲しい」なのか。これは自分にしか分からない。
(その指針をこんまりさんは「ときめき」という言葉でわかりやすくお伝えしてくださるから、本当に素晴らしいと思う。)
何が不健全かというと「心」「気持ち」が不健全になる欲。買ったところで持ったところで満足できない、欲。
「捨て」るとそんなわだかまりや欲望がいとも簡単にコントロールできるので、それが素敵です。
私の欲、ですか?それは
人を愛したい欲。
愛されたい欲。
人と仲良くしたい欲。
お金と仲良くしたい欲。
暮らしを楽しみたい欲。
成長したい欲。
成長させたい欲。
いっぱいあります。捨てていく中で自分の中の健全な「欲」がむくむくと大きくなり出しました。
自分の機嫌が自分で取れる
健全な欲に気づき、そちらにまみれてからの私は、ご機嫌になりました。生きていくパワーのようなモノが湧いてきます。
人間ですから、欲望まみれでいい。ただ、健全な欲をたっぷりと持つこと!それが心地よいエネルギーたっぷりの暮らしにつながるのだと思います。
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エネルギーたっぷりの家では家族はみんな元気です。家が軽くなっていく、捨てる暮らしは良い循環を生み出して、人を元気にしてくれます。