私がここ最近買った衣類の中で「一度もはかなかった」パンツを断捨離しました。
買ったわりに「使わなかったモノ」を買った時の行動や感情を振り返ると、そこには「なりたい自分への希望」「憧れ」が見えてきました。
ある春の晴れた日ショッピングへ出かけた
長かった冬が終わり春の風と香り、桜の蕾が膨らみ始めた頃。私はこどもとパタゴニア(patagonia)ストアへ出かけました。
パタゴニア(patagonia)は有名アウトドアブランドであり、近くにそのアウトレットショップを見つけたのです。
自転車で出かけると、家族連れのお客さんで賑わっていました。
そこには様々なアウトドアイベントを楽しめるグッズが所狭しと置かれており、見ているだけでも楽しい空間です。
「登山もしたいな」「フルマラソンもやってみたい」
できもしないし、普段しないのに、私は想像を巡らせました。
その頃の自分の心理状況
その頃の私は、少しぽっちゃりとしていて、身体が重いことが気になっていました。
痩せたいな。どうすればいいかな。
そんな時にこのランニングパンツに出会いました。
「なんて可愛い色なんだろう。身近な公演をランニングすれば痩せるかもしれない。」
「このアイテムがあれば運動習慣が身につくかもしれない。」
これ、人気ですよ、先日入荷したばかりなんです。というスタッフさんの意見にも背中を押されて。
この本格的なランニングパンツを購入したのです。
衝動買いをした時の感情って?
もう頭の中は、このランニングパンツを履いて、桜並木のある公園を颯爽とランニングしている自分の姿。
春の暖かい空気を吸いながら、ピンク色の花びらの絨毯の上を気持ち良さそうに走ってる姿を想像しています。
このパンツという「モノ」が欲しい、というより、このパンツをはいて運動し「痩せた自分が欲しい」というのが本音です。
モノでは痩せられない
そのモノを手に入れてもやっぱり結局は自分です。自分で痩せるための「行動」をしなければ痩せられない。
逆に行動さえできればこの「ランニングパンツ」でなくても良かったのです。家にあるジャージとTシャツで走っても良いわけですから。
そんなことを押し入れにしまいこまれたこの「ランニングパンツ」を引っ張り出してきて、、回想しました。
まとめ
このパンツは「ランニング習慣があり、颯爽と公園を走っている自分の姿」を夢みさせてくれました。なかなかそれは心楽しい夢想ではありましたが、現実ではありません。
結局欲しいのはモノではないのだと、気づきました。
買い物をする場面では「自分の感情やイメージ」に注意を払うと、本当に必要かどうか見極める物差しのひとつになりうるのかもしれません。