贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

「私はミニマリストではありません」地曳いく子さん流少数精鋭の意味とは

地曳いく子さんの本から服の捨て方について学んでいます。

著書「服を買うなら、捨てなさい」の次、2016年に出版された「着かた、生きかた」では、ミニマリストついて言及されています。
着かた、生きかたの本
そしてこの本では「結局服ってなんなのよ?」という根本的な問いに答えてくれているので、私たちを悩ませる「洋服おばけ」の正体が手にとってわかります。

そのおかげで自分らしい「捨て基準」を持つことができます。今まで捨てられなかったのは、この「捨て基準」がなかったからなのですね。

行動変容を促してくれるこの本、本当に買ってよかった!と思える内容です。
 

前書「服を買うなら捨てなさい」を要約すると


2015年出版の「服を買うなら捨てなさい」で地曳さんが言っていたメッセージは

おしゃれな服を買い足す前に、手持ちのイマイチな服を捨てれば、それだけでおしゃれ平均値が上がるよ!


ということ。イマイチな服がどうしてたくさんあるのかというと「バリエーションを持たなければいけない」という思い込みがあるから。

バリエーションはいらないよ、自分(の感情や気持ち)を下げてしまう服は、処分したらいいよ。

その方が素敵に見えるし、ご機嫌に過ごせる日が増えるよ!とも言っています。

▼「服を買うなら捨てなさい」の感想。

「捨てろ」というけど「捨てることが目的ではない」


だけど、捨てることが目的になってしまったら本末転倒だと言っています。

捨てることはあくまでおしゃれをブラッシュアップさせるための手段のひとつ。
「少ないほどいい」というわけではないのです。

なぜなら着ることは「生きること」だからと。

私の解釈ですが「生きること」とは他者と関係することなので、「服」は社会性の一部「コミュニケーション」だからだろうなーと。

じゃあ結局おしゃれの精神って?服とは?


減らすことは大切だけれども、減らすことにこだわらないこと。

おしゃれとは本来「ムダなもの」であり、暑さ寒さをしのぐといった必要最低限に加えて、遊び心を持つこと。「着かた、生きかた」p138より引用

服(モノ)には、「感情」がペトっと貼り付いているんですよね。だから買うのも捨てるのも難しい。

でも自分のために着る服なのですから、そして一生服を着続けて生きていかなければならないのですから、どうせ買うなら服選びを楽しめた方が、人生豊かですよね。

まとめ


地曳いく子さんから学んだ少数精鋭の服との向き合い方。それは

自分の社会、関係性の中で必要十分な量にまで服を減らすこと。買うときは自分が心地よいと感じる服を選ぶこと!

バリエーションに乏しく、偏ったとしても、自分に似合っていて心地よいならそれが正解。

地曳さんは「ロックな服」が好きなようで、Twitterを見ていても、皮のジャケットが似合っています。スタイリストという職業にもぴったりマッチしていますね。



 

 服を「エネルギー」と捉えるのであれば。私は「不快、好きじゃない」を纏う(まとう)より、「心地良い、好きだ」を纏いたい。

なぜなら結局自分の「心地良い」感覚は人に伝染し、他人にも心地よさを与えてくれるものだと思うから。

私にとって服って、そういうものなんだと気づかされました。

最小限までモノを減らした時に「おしゃれ」という「ムダ」を楽しめる、余裕ある自分に出会えるのかもしれません。

この本のおかげで自分が取り組んでいる断捨離に、少し希望の光が見えてきました。