贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

ミニマリストが消費社会の中で知っておくと助かる3つの知恵

ミニマリストは自分にとって「必要なものを買い」「不必要なものは買わない」人。しかし町中には、様々な消費の罠が張り巡らされています。
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今日は身近にある、企業の「買わせるための戦略・罠」を3つお伝えします。私たち消費者が罠を知り買わない暮らしの手助けになったら幸いです。
 

1.ポイントカードで買わせる仕組み

これが一番身近では無いでしょうか。特定の店で一定以上の買い物をすると、ポイントがもらえて現金代わりに使える仕組です。

最近は1枚のカードで使える店舗も多く、100円以上で1ポイントつきますね。レジに行くと「ポイントカードはお持ちでしょうか」とほとんどの場合聞かれるようになりました。

「いいえ」というと、「なんで持ってないの?」という顔をされることもしばしばあります。「お作りしましょうか?」とまで親切に言われます。

しかし、ポイントをもらうよりも、結果的に不必要なものを買わないのが一番お得です。「ありがとう、大丈夫です。(にっこり)」と何度言ったことでしょうか。

2.おとり価格で買わせる仕組み

高価な商品やメニューを1つか2つ用意されているのも戦略のひとつです。高いメニューがあると、それ以外が手頃な値段に見えるから不思議です。

手頃な値段だと思えれば、私たちも買いやすいですよね。

3.サンプル配布で欲しい気持ちを刺激する

試食もそうですし、化粧品サンプルの手渡しもそうですね。ある調査によると、試食品を食べた人の40%が、買うつもりの無かった食料品を買ってしまうそうです。

サンプルの配布は昭和の時代からある古典的な方法です。そして現代でも廃ること無くずっと行われている方法です。

やはりそれなりに企業側からすれば効果がある方法だから、取り入れられている、ということがここからも分かりますね。

私は試食をした時の会話ややり取りで「食べたからには買わないと悪いな〜」と思ってしまう典型的な日本人気質があります。

何も悪くないんですけどね。スーパーのスタッフは私が買おうと買わまいと時給をもらっているわけですから。しかし、そんな後味の悪さから、試食には近づかないようになりました。

災害時だって買わせる戦略が張り巡らされていた

私は先日災害時の備えを買いに「イオンモール」へ行きました。多くの専門店が入り、映画館も兼ね備えている大型ショッピングモールです。

ここでは、レジ売り場付近に「電池でできるスマホ充電器」「電池」「懐中電灯」がワゴンセールになっており、多くの客がそのワゴンからモノを購入して行く様子を目にしました。

レジに並ぶついでに「必要そうだから買っておこうか」というような感じで、手にとって行くのです。

私もそのワゴンの前で随分悩み、想像を巡らせました。「もしも停電したら電池に頼らざるを得ないかも」「もしも本震が来た時には使うかも」「もしも、」もしも‥。

そんな「もしも」の人間の心理を企業はよく見抜いています。買おうか迷ったときにはそんな自分自身の心の動きや変化を客観的に感じることが大切です。

買うことが悪いことでは在りません。ただ、スマホに付いている「懐中電灯機能」があれば懐中電灯をわざわざ購入する必要はないでしょう。

家族の人数分スマホがあるなら、(例えば3人家族の我が家には、3台のスマホがあります)上手く活用すれば、何日分かはそれで補えると思います。

まる2日分使える旅行用のスマホ充電器も持っているので、その充電を満タンにしておくようにすれば、プラスアルファの日数はなんとかなりそうです。

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私にとって「ミニマリストで在り続けること」はやりがいのある楽しい挑戦です。買わずに「創意工夫」で生み出せた時、暮らしはひとつ豊かになります。

企業の「買わせる戦略」を知って、「必要なものを買い、不必要なものを買わない暮らし」に活かしてみてください。

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