今の家に引っ越してくる前に
私が使っていたキッチン。
共働きの我が家では、
そこまで凝った料理を
作るわけでもなく、
3人家族には広すぎて
持て余していました。
だって作るのはせめて
焼いたり、茹でたり、蒸したり
1工程でできる程度で
こんな大きなキッチンを
もう二度と持つことは
ないと思います。
使ってみたことで、
「必要ない」と
分かったから!
昔はたくさん収納が
ある方が良いと
思っていました
「大は小を兼ねる」
という言葉があるように
「ない」より
「ある」方が
豊かな気がしていたり
しました。
だけどそれは
「油断」を生み出し
「入れっぱなし」にしたり
「置きっぱなし」にしたりで
何がどこに入っているのが
分からない
居場所不明の
迷子の「もの」たちを
生み出した気がします
それは結果的に
暮らす私たちの
「暮らしにくさ」
となり、
「ストレス」となり
「疲労感」となっていった
気がします。
上段に6つの棚
この家に住んで
「導線」の大切さが
身にしみました。
手が届かず、
目の届かないところに
ものを置いたら
もう終わりで
そのまま忘れ去られることに
なっていきます
引っ越すための
大掃除にて
「こんなところにこんなものが!」
と、何度も驚きました
キッチンの上段から見つけたもの
「プラスドライバー」
「wifiの部品と説明書」
「未使用の洗剤」
「鉛筆削り」などなど
カテゴリーもごちゃごちゃの
わけわからないものの
オンパレード!
置き場不明のものたちが
肩を寄せ合っている姿に
切なくなったりしました。
下段は10個棚があり、
床下収納までついていましたが
上手に使いこなすことができず
何も使わないまま
開けないまま
暮らしていました。
大掃除のため床下収納を開けると
たくさんの埃が溜まっていて
「ぞわっ」としました。
床下収納、ない方が
清潔だったな
ある分、
掃除もしないといけなかったんだ
なんて引っ越す直前に
気づきました。
今の家はとっても
小さくて、
ほとんど一工程しか
作業しない
シンプルクッキングな
私にはぴったりで
引き出しは全部で9個
お皿も
保存食も
フライパンも
掃除道具も
必要の全てが
この中に
収まっています。
おかげさまで
全ての棚が見渡せ、
ものが少ない分
回転率もとっても良くて、
しょっちゅう
棚を空っぽにしては
中を拭いて
清潔を保っています。
私の大好きな本に
「スマートサイジング」があります。
この中にある大好きな一文
「小さな家で暮らすのは
自分に我慢を強いることではない。
シンプルな暮らしは
修行などではなく
自分を成長させるための革命」
革命!という言葉に
しびれます。
ということは
私は「革命家」!!
この小さな空間は
宇宙ほど無限に、
アイディアが閃く
自分だけのアトリエ
なのかもしれません。
今日も革命家として
小さな空間で
たくさんのアイディアとともに
私は暮らしをつくっていきます。