高価なモノを欲しい、と思った時、購入する時。私はとても緊張します。
本当に買っていいのだろうか?またダメにして捨ててしまうことにならないだろうか。
たくさんモノを買って溜めて、捨てた、という経験から「慎重に購入する」という姿勢を身につけた。
それはとても素晴らしいこと。だからこそ・・。この物欲が出てきたと同時に走る、緊張感。
私は、これからの人生を共に歩む相棒を迎え入れるのだ。しかも「一生」一緒にいれるほどのモノと暮らすことを・・熱望しているからこそ。
結婚相手を選ぶのでさえ、ここまで悩んだだろうか・・と思うほど。私、どうやらすごく、真剣です。
無水鍋のバーミキュラ
手に入れたいのは、こちら直径22cmマットブラックの無水鍋。
なぜこれが欲しいのか・・その理由は明確で。
1.最小限の工程で料理を済ませたい
2.最大限に野菜を食べたい
3.炊く煮る蒸す焼く揚げる、ができる
4.災害時に役立つ
5.手入れが簡単で私にできそう
6.末長い相棒でいれそう
ほら、こんなにもこの鍋が欲しい理由がどんどん出てくる。
それでもいろんなネガティブな考えも浮かんできます。
1.実は重くて使いにくいのでは・・
2.本当にこのサイズでいいのか・・
3.実は汚れやすかったりして・・
「扱いにくいやつだったらどうしよう!」という不安。だけどこれって、使ってみないと分からないことですよね。
もうリサーチした!実物も見に行った!専任スタッフさんにアドバイスももらった!後は買うだけ!
でも買って、使ってみた結果。思わぬ不具合や、暮らしに合わない不便さを感じてしまったら・・どうしたらいい??
だましだまし使うのか。「3万円もしたんだから使わないと勿体無い」とかなんとかいって。我慢してしまうのかな。
ここからは飛び込んでみないと分からない。だけど、まだ購入していない、今のうちから考えておきたい。合わなかった場合の対処法を。
そう。私は「アレ」を、懸念しているのです。
サンク・コスト(埋没費用)とは
別名、コンコルド効果とも言われる心理現象。私はこれを恐れているのです。ウィキペディアに詳しくあるので引用すると
事業や行為に投下した資金・労力のうち、事業や行為の撤退や縮小・中止をしても戻ってこない資金・労力のこと。
出典元:埋没費用ーwikipedia
もうここまで私は時間をかけて調べて、足を運んで実物を見て、多大なる時間と労力をかけているのです。
その割に「あーあ、買い換えるほどでもなかったな、かけたお金と労力が無駄だったよ」なんてことになるのが・・怖い。
不便を感じながらも「買ってよかったよ、幸せだよ」なんて無理も、したくない。
誤解を招かないように言葉を慎重に選びつつ、補足させていただくと、バーミキュラの評価が非常に高いことはよく分かっております。
だけど、みんなが良いと感じているものが自分にも良い、とは限らない。それもまた事実。
だから先に宣言させていただくと。もし買ってみて使ってみて「違和感」を感じたなら。私は勇気を持って素早く撤退することにします。
撤退方法は
・リサイクル
・寄付
・友人知人にもらってもらう
いずれかの方法を選ぶことにします。
▼こちらには私がリサーチしたバーミキュラの良さがストウブ(フランス製の無水鍋)との比較で書かれています。▼来て読んでくださり嬉しいです。
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買う前から「買ったら幸せになれる」なんていう幻想はなくなりました。それよりも使って感じる驚きの「リアル(実感)」な体験が欲しい。
「選ぶ」ということに・・ものすごくエネルギーを使っています。
でも「捨てる」ことにエネルギーを使うくらいなら。手にする前にどれだけでも悩みまくってやろうとも・・思っているのです。