私は数年前から断捨離に時々取り組んでいます。
断捨離を実践しているおかげでモノは随分減りましたし、モノへの執着も薄れて来たことを実感しています。
それでも改めて今回、引越しを念頭においた断捨離を進めていると、「それでもモノが増えている」ことに改めて気づき、愕然としました。
なぜモノは増えるのだろう。自分に欠けているものは何なのかな?
深く自分を考察することで、根本的な理由を見つました。答えは案外「シンプル」でした。
基本的にモノが増える現代社会
私はマンションが立ち並ぶ都会に住んでいます。歩いて3分のところにコンビニがあるのをはじめ、スーパーは6店舗。
ファーストフード店は3店舗。大型薬局は5店舗。100円均一は4店舗。ユニクロまでも徒歩10分。
もっと言えば、歯医者や内科クリニックを始め、病院も選べるほどあります。
本当に物流が盛んな現代社会の中でも、もう飽和しているような環境で生活しています。
こんな環境で生活しているということは、意識していなければ「モノが勝手に入ってくる環境である」と言えるのではないでしょうか。
だって、コンビニは寄りやすいし、安ければつい「多めに買っておこう」となるのが人の心理ですから。
それだけでなく、「クレジットカードで簡単にインターネットで買い物ができる」現代。
もう家にお店があるようなものですね。モノが簡単に手に入る環境と仕組みは出来上がっているわけです。
現代人に欠けているたったひとつのこと
ありとあらゆる種類のモノは簡単に手に入る。わりに、自分が心地よく過ごすための必要量をわかっていないのが、モノを溜め込む原因なのではないでしょうか。
だから「必要そう」に見えてしまい、買ってしまう。「便利ですよ!」という謳い文句に乗せられてしまう。
消費社会で生き抜くためには、自分にとっての必要を見抜く「知性」が必要なのかもしれません。
ではどうすればいいのか。
知性を磨くために必要なことは「自分にとって必要な住空間を想像する(イメージする)」ことなのではないかと思い至りました。
なんでもいいのです。例えば「心地よい」と思えるカフェへ出向き、なぜ自分にとってこの空間が心地よいのかを考える。
ブログや本を読んで、そこからイメージを膨らませて行く。
そのイメージに沿った住空間を自分のためにコーディネートして行く。つまり「モノ中心」ではなく、「自分中心」の暮らしを創っていく。
そうしなければいつまでたっても、消費社会での「格好の消費者」になってしまいます。
少々怖い言い方をすると「餌食」になっているのかも・・。
まとめ
「
モノを溜め込まない仕組みをつくる」=「自分の心地良さを追求すること」。
学校でも学ばず、親からも教えられず、自分で学び取って構築していかないといけないのが「断捨離」なのではないでしょうか。
となると、ブログは断捨離を学ぶ良い機会だなと改めて思いました。断捨離に取り組むブロガーのみなさま、読者のみなさまから、学ばせていただきたいと思っています。