贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

断捨離【一歩ずつ前へ】捨てると決めたらすぐ行動。退路を断つ方法

捨てると決めてもなかなか捨てられない。決心が揺らぐ。やっぱり使うかも・・。と考えてしまう。

そんな経験はありませんか?私はよくありました。私にとって「捨てる」とは。「使えない状態にして」はじめて捨てたことになる、と思っています。

捨てると決めたら即行動

捨てると決めたら即行動。

何故なら今まで何度も何度も何度も!ゴミ袋に捨てたものを「いや、やっぱりいるかも・・」と引き上げた経験があるからです。

「使えない状態」にしないと、せっかく「捨てる」と決心したのに!また元に戻ってしまいます。

人の(自分の)「心」を知ること。そして遊ぶこと。これが退路を断つ鍵となります。
 

「もらいものは捨てにくい」心理

使えるものを捨てた場合「罪悪感」を人は持ちやすいです。あなたも他人もみんな。人からもらったものだと特にその傾向が強いんです。

「いただきものなのに・・くれた人に悪い」と考える傾向があるよう。

▼先日家族でタオルを買い換えた記事を書きました。

フェイスタオル2枚は貰い物

左上のフェイスタオル2枚は貰い物

先日捨てると決めたタオルの一部です。この左の2枚(水色とピンクのフェイスタオル)はもらったものでした。

タオルって消耗品なのでプレゼントしやすいしされやすいです。だけどやはりある程度で寿命が来ます。

このタオルを捨てる時、娘は「これは私が入院した時に〇〇ちゃんがお見舞いに来てくれたタオル」「こっちはクリスマス会のプレゼント交換で△△ちゃんからもらったもの」と、

タオルが手に入った時のエピソードをしっかり覚えていました。「十分使わせてもらったよね。ありがたかったね。」と話し、納得していることを確認してから捨てることにしました。

このような考えが浮かぶと特に捨てる行動にストップがかかってしまいます

「もったいなくて捨てられない」心理

もったいないと思うと人は捨てられません。何故もったいないと思うかと言うと「損をしたくない」という心理が働くから。

「自分のものを手放したくない」(手放すとは損をすること)これは損失回避、と言う心の状態。

だけど自分の考えを見直すことでコントロールできます。どういうことかというと「そのものを持っていることでどれだけ自分のスペース(空間)を失っているか」にフォーカスするんです。

ものを持つ、ということは見方を変えればスペースを失うということ。だから、ものを捨てることはあなたが元々持っているスペースを取り戻すということなんです。

そうするとものをたくさん持つということは実は損なのではないか?という発想に変換され・・「捨てる」ハードルは下がります。

棚もカーペットも捨てた

棚もカーペットもはじめはありました

再利用するもよし。遊びきるもよし。

私の中で、モノを捨てると決めた途端。それは「おもちゃ」「創作の材料」「ストレス発散の道具」となります。そういう意味では・・再利用、ですね。

捨てると決めたものは好きにしてしまっていい。切っても破いても絵を書いても。絵の具で塗ってもいいし、丸めてみたり。何をしてもいい!と私は決めています。

創作とアートの時間にしてしまう。それが私流です。

無心で切るのは楽しい。

大好きな音楽をかけて無心で切るのは楽しい。

なんの映画だったか忘れたのですが、昔見た映画で。ニューヨークで暮らす日本人アーティストが捨てられた廃材を美しく(おもしろく)蘇らせるドキュメンタリーを見ました。

見方によってはゴミ。だけど見方によっては材料なのだと。その発想の転換が面白く、感銘を受けました。

暮らしをアーティスティックに。なんてスマートなものではないけれど、捨てると決めたもので遊び出すと、気持ちが昇華され、満たされ、自分が楽しいだけでなく・・そう。ものは本来の機能を失い・・「使えなくなる。」戻れなくなる。

そう、ここまでやって初めて。「捨てられた」のだと。実感します。

例えば、ドラマや映画でよくあるのは。別れた彼の写真を「ろうそくで燃やす」シーン。「破る」シーン。(今はスマホの時代だから、もっと指先ひとつで捨てられるのかもしれませんが)

また、(わざわざ)指輪を川原や海まで持って行って「投げ捨てる」シーン。

これらは演出ではありますが、思いを断ち切る弔いの作業に見えます。ゴミ袋にポイっと捨てるのとは訳が違う。何を手放しているかというと「執着」を手放し退路を断っているようにも見えますね。

▼今日も遊びに来て読んでくださり
にほんブログ村 にほんブログ村へ
ありがとう。お気持ちが嬉しいです▲

捨てることに迷ったら是非参考にしてみてください。捨てることを苦行にするのではなく、楽しむことがコツなのかな、と思っています。