贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

「シンプルな人はうまくいく」その理由とは

ミニマリストになろうと思ってこれまで上手にやってこれたわけではない。本当に上手く行かないことを何度も何度も経験した。買い物の失敗も数知れず。
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例えば若い時は目が大きく見えるようアイメークに没頭した。いろんな種類の美容アイテムを買い、本を買って技術を磨いた。

アイブロウ、アイライン、アイシャドウ、マスカラ、ビューラー。それらのアイテムは簡単には使いきれない。使い切る前に他のアイテムが欲しくなる。

「もっと使いやすいモノを見つけた」「もっと季節に応じた色が欲しい」など私の物欲は計り知れなかった。そして美容本やアイテムは増え、管理困難になった。

引き出しにはぎゅう詰めにされて窒息しそうなアイテムが埋め尽くされていた。使って綺麗になるのならまだいい。だけど何度も強いクレンジング剤でゴシゴシ擦られた私の目の周辺は、茶色味を帯びた色素沈着が起こるようになった。

つまり無いものを欲しがったあまり、すでに持っていた肌の透明感を失ったのだ。今までお金も時間もつぎ込んできたのにと、落ち込んだ。

こんな経験が服、ダイエット、勉強など‥多くの領域に渡る。何かを得ようとモノを買うほど、上手くいかなく、私は幸せになれなかった。

だけど長年経験したそれらの経験のおかげでシンプルな事実に辿り着けた。それは「余計なことをしない方が上手くいく」ということだ。

今の私はアイメイクのアイテムはアイブロウのみだ。シンプルケアに変えたことから、失った透明感を取り戻すことにも成功した。
 
根本にあるのは「自分には何かが足りない」という不足感だ。大切なのは自分が今「持っているもの」に目を向ける視点、それだけのような気がする。
 

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