贅沢ミニマリスト

「彩透(さいとう)いろ」の小さな暮らし

5LDKから2LDKへダウンサイジングしたメリット・デメリット

5LDKから2LDKに引っ越して2ヶ月たった効果と感想です。心地良く暮らすコツが見えてきました。

5LDKの屋根裏部屋

5LDKにあった屋根裏部屋

暮らしが変わると見えてくる良い点、悪い点。まとめてみましたのでダウンサイジングをしようか考え中の方の参考になれば幸いです。
 

メリット(1)モノの位置が把握できる

小さな暮らしは頭を使わなければできません。何も考えず買いまくっていれば収納場所はあっという間に溢れてしまいます。

夫の部屋の押し入れ

5LDK のうち4部屋には大きな押入れがありました。納戸にはなんと屋根裏部屋までありました。

これは寝室の押入れ

バルコニーには物置がありました。本当に収納場所がたくさんあったのです。

だから今ほど頭を使いませんでした。「とりあえず置いておいて後で考えよう」ということも出来ました。

バルコニーに物置

バルコニーに物置(台風対策で寝かせている)

でも今は出来ません。おいておく場所が無いからです。我が家の収納場所はたった3つです。それぞれ家族がひとつずつ使っています。

だからこそ全てのモノが把握できます。しまい込む場所もないからです。これはノンストレスです。

メリット(2)掃除が楽

床面積が小さい分、掃除がすぐ終わります。トイレ、お風呂、洗面、玄関、廊下、リビング、キッチン、ベランダ、そして娘部屋、夫部屋。

これら10ヶ所を毎日わざわざ掃除する必要が無くなりました。すごく楽です。使い終わったら最後の人が掃除します。

目が行き届いている空間は本当に気持ちいいです。

▼洗面台の掃除方法。簡単です 

メリット(3)自分の暮らしに自信がもてる

正直に言うと2LDKで生活するのってできるのかな、ストレスにならないかな、とはじめは思っていました。

だけど2ヶ月生活してみて「小さな空間って快適!」と思いました。

コストがかからないのが嬉しいですし、掃除の手間もいりません。

不必要な居住空間は手間暇コストがかかってしまうものなのだと初めて知りました。

子供が巣立った後は1LDKで十分かも、と思うくらいです。

メリット(4)短い導線で済む

洗濯物を干す導線が短いことが非常にありがたいです。以前は1階で洗濯物を回して2階のベランダに干しに行っていました。

夫のデニムパンツなんて水を含むととても重いです。洗濯ひとつに多大なる労力をかけていました。

水を含んだ洗濯物を階段登って持ち運び・・よくやっていたな、と思います。

デメリット(1)他者の理解は得られにくい

5LDKに住んでる時に他人の反応って「すごいねー」「大きな家に住んでるんだね!」と言う尊敬の眼差しというか、褒められることがなぜか多かったです。

(他人というのは主に職場の人間関係のこと)

だけど2LDKに引っ越したと話すとなんだか気まずい空気が流れました。5LDKの時と、全く違う反応のため、不思議でしょうがありませんでした。

後ほど友人が打ち明けてくれた話によると、陰では(何かあったのかな・・経済的に困ってるとか?別居とか?)と、思われていたそうです。

このことから分かるのは世間一般の常識ではあまり3人家族が2LDKに暮らすというのはよっぽどの「事情」によるものだと解釈されるようです。

きっと
縮小(少しを持つ)=貧しい
拡大(たくさん持つ)=素晴らしい

という観念がまだまだ一般的なのでしょう。

私、ミニマリストなんだよ、その暮らしが幸せだから選んでるんだ、暮らしが円滑になるんだよ、と話したところで理解は得られそうもありません。

だからそっとしておくことにしました。噂話はいずれ消えます。

デメリット(2)家族の気配がある

家族が各自各部屋で活動している生活音が聞こえてきます。これは人によっては安心になるでしょうし、人によってはストレスになるかもしれません。

私は寝不足の時は家族に「10分後から2時間くらい寝ます」と伝えます。そうすると夫娘は「リビングに入れない」と悟り飲み物を取りに来たりして備えてくれます。

▼私はお気に入りのリビングで生活しています

今のところは耳栓やアイマスクなど使用せず、これでパーソナルスペースを守れています。こういった相手のスペースを尊重する配慮や気遣いは各々が持っておくことが必要です。

5LDKで暮らしていた時は家族がいるのか分からないくらい静かでした。私は静けさが大好きなので、それは5LDKの大きな大きなメリットだったと言えます。

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住まいが変わると生活行動も変わります。メリット、デメリットどちらもあり、100%満足のいく住まいってきっと見つかりません。

メリットは楽しんで、デメリットには対処して生活して行くのが賢い暮らし方なのでしょう。

何より、家という入れ物のサイズよりも、その中に自分にとっての「宝物がどれだけ入っているか」が大切なのかもしれません。